【新唐人2011年10月6日付ニュース】最近、中国である動画が話題を呼んでいます。病院の誤診によって深刻な障害が残った子供と、その父親の動画です。医療事故の裁判のため、多額の費用がかかりましたが、病院の賠償金では到底まかなえないと悲鳴を上げています。
被害児童の父親、燕小彬さんは、北京児童病院の向かいの歩道で、苦しみを訴えています。
子供の母親によると、2009年1月11日、子供の発熱が数日続いたため、北京児童病院に連れて行ったものの、すぐには適切な治療をしてもらえませんでした。その後、子供は病院にいながら症状が悪化したそうです。
被害児童・燕明祺ちゃんの母親
「子供は立っていられず、目も開けられないと言うので、私は焦り病院に連れて行きましたが、医者は子供を見ず、カルテだけを見て、肺炎だから大丈夫と言いました。心配なら救急に行ってと言われ、翌朝 行きましたが、救急で受け入れられず、外来に行くしかありませんでした」
北京児童病院は脳炎を肺炎と誤診したため、適切な治療が遅れました。この誤診は医者の責任だと、同業者も認めます。
中国大陸の医師
「もし子供が入院し、最後 脳炎だと分かったら、あるいは脳炎だと診断できなければ、医者に責任があります」
真相究明を訴えてきたものの、誰も関わろうとしないと父親は嘆きます。裁判所が病院に命じた賠償金は1万6千元で、裁判費用の2万5千元にはるか及びません。
児童の父親・燕小彬さん
「自分の権利すら守れない、われわれ庶民は弱者なのです。共産党はまともな答えをくれず、懸命に訴えてもだめです」
失われた子供の健康は取り戻せないという父親は、せめてリハビリ費用を出してほしいと訴えました。
新唐人テレビがお伝えしました。
北京儿童医院误诊-致使女娃瘫痪.html